カテゴリ:永久版おんな二人の珍道中〜10年後〜( 36 )

あとがき

今回の旅が終わったあと、この旅を終えたら生きて行けるか不安がありました。

旅を思いつき、計画を練り、旅が始まった序盤のころも、その不安はどこか心の中につきまとっていて、ふとした瞬間や寝るときに押しつぶされそうな気持ちになりました。




あの子を失ったとき、ぼんやりと思ったのが、


「私はあの子のお陰で、人よりも長い間『青春』を味わわせてもらっていたんだな。」


と。


私たちの関係は、高校生のころから一点のブレもなく過ごして来ました。

生活は然程変わることはなかったし、周りの人よりも、守るものも抱えるものも少なかった。





いままでは、ほんとうの事実と向き合うのが怖くて、知っているフリをし続けてきました。

フリを続けていても、これからは、自分で考え、自分で処理をしていかなくてはいけない。いつかはこの事実と向き合わないといけないことはもう分かっていました。


どんなに楽しいことがあっても、一緒に笑ったり、楽しみを共有できない。どんなに辛いことがあっても、愚痴を言ったり、泣いたりすることはできないのだ、と。




それはすぐにできることではなく、考えをまとめ、落ち着いて、立ち上がる時間が必要でした。




あの子が言っていた言葉を思い出し、「行きたいな」「見たいな」とつぶやいていた想い出の場所へ行き、実際にまたこの目で見に行くことができたし、あの場所はずっとある。


不安はあるけれど、安心できる。




私たちは、これからどんなことがあっても友達に変わりはない。




いま、やっと。

長い青春を終えたあとのスタートラインに立てるようになったと思います。






さようなら、我が友よ。



そして、いつかまた逢おう。






あなたは私にとって、誰にも代わりのできない、最高過ぎる友達でした。














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by lunemusique | 2016-12-14 23:48 | 永久版おんな二人の珍道中〜10年後〜

旅のこぼれ話⑲

日本へ帰る日の前夜。


夕飯に最後のケバブを食べて、荷物の準備をしました。
宿の受付のおじさんとは顔なじみになっていて、おじさんは部屋番号を言わなくても私の部屋番号を言いながら鍵を出してくれるような間柄になっていました。

少し時間があったので、最後の最後にスーパーへ行って、少しだけお菓子を買いました。



お風呂に入って、寝るとき。



なんだか悲しくなってきて、涙が出ました。


『とっても逢いたいけれど、もう逢えないのはとっても寂しいね。』


そう思いました。





翌日、スーツケースを二つ転がして空港へ向かいました。

最後に、スターバックスでクリスマスのホットチョコレートを買って飲みました。



10年前と同じ場所で、同じように。






デュッセルドルフの空港の空にも、飛行機雲が見えました。












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by lunemusique | 2016-12-14 23:37 | 永久版おんな二人の珍道中〜10年後〜

旅のこぼれ話⑱

デュッセルドルフからケルンへ日帰り観光しました。

どこもかしこもクリスマスマーケットで賑わっており、観光バスに乗って市内を一周しました。



のんびり市内をめぐり、デュッセルドルフに帰るとき。

デュッセルドルフ行きの電車の切符を買おうとしていると、中国人の男の人に声をかけられました。

「デュッセルドルフに行くの?」

怖かったので無視すると、何度も「デュッセルドルフ?」と聞いて来るので、「そうだけど?」と言うと、「一緒に帰りませんか?」と言われました。

騙されるのはイヤなので、様子を伺っていると、横で切符を買おうとしたドイツ人の女の人にも同じことを言っていました。
ドイツ人の女の人は、「ああ、いいよ。分かった!」と言い、なんだかよく分からなくて横で何を話しているのか聞いてみたけど、ドイツ語で全然分かりませんでした。中国人の男の人が言うには、「そこのパン屋の前で25分に待ち合わせで!」と言うので了承したけど、どういったことなのか分からずじまい。

時間に戻ると、男の人が「この子と待っていて!」と言ってどこか行ってしまいました。

そこにいた、ドイツ人の女の子に「私、ドイツの鉄道のシステムがよく分からないんだけど、どうして一緒に帰るの?」と尋ねると、32ユーロで5人まで同じ切符で乗ることができるそうです。なので、中国人の人は人数を募っているんだと言うことでした。

女の子は「4人も集まってるんだから、もういいのにね。」と言っていたけれど、男の人は、私たちをホームに連れていくと、また人を探しにどこか行ってしまいました。

女の人も、女の子も、私も、電車の時間が10分遅れてるとは言えもうすぐ来るのに、男の人が戻ってこないことに少し苛立っていました。

電車がホームに向かって来ているのが分かったとき、女の子が「ちょっと探して来るね!」と言って探しに行ったところ、男の人は戻って来たので急いで電車に乗り込みました。





通常は11.5ユーロなので、3.5ユーロ得したけれど、こんなバタバタだったら一緒に乗り合いはもういいかな。










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by lunemusique | 2016-12-14 23:21 | 永久版おんな二人の珍道中〜10年後〜

旅のこぼれ話⑰

朝、7時55分の電車で最終目的地・デュッセルドルフへ。
パリ北駅発の電車。いっぱいの荷物を詰め込んだスーツケースを転がしながら、まだ日も登らない暗い駅までの道を歩きました。

駅には30分前には到着して、乗るのに荷物検査と金属探査機の検査がありました。

そこにも、散弾銃のような銃を持った警察官がいて、少し怖かったです。


無事に電車に乗り、デュッセルドルフへ。


デュッセルドルフは、今まで行ったドイツの都市の中でも小さな街でした。

ホテルを見つけ、チェックインまで時間があったので空港へ行ってスーツケースを買いました。


ああ、そういえばこんなところだったなと思い出しながら、スターバックスのフラペチーノを一緒に飲んだことを思い出しました。



空のスーツケースを転がし、またホテルに戻る。


荷物を詰め直し、一息ついてから街の散策に出掛けました。




長かった旅も、もうすぐ終わり。






ここまで無事に来れて、そのことにただただ感謝でした。












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by lunemusique | 2016-12-14 23:03 | 永久版おんな二人の珍道中〜10年後〜

旅のこぼれ話⑯

パリにいる間は、昼間は観光に行ったり、ショッピングを楽しんだりし、夜は友達と出掛けていました。

母に頼まれているジャムを買いに、マレ地区へ。店を見つけ中に入ると、アジア系の女性が応対してくれました。

「あのう、マンゴーの味で、マンゴーだけじゃなくて、他にもなにか味の混ざった、クリーミー系のジャムありますか?」
「ええ、こちらだと思いますよ。」

そう言って、商品を手渡してくれました。

「味見できるので、一度召し上がってみてください。」
「多分これだと思う!はい、一応ね。」

味見をすると、お!やっぱこれだ!!!と嬉しくなりました。

以前パリに行ったとき、母にお願いされて買って帰ったこの店のジャム。味は任せると言っていたので、私の好みで買って帰り、母が大層気に入り、最後はビンにへばりついているものをヘラで丁寧にすくって食べきったほど好きなものでした。

お店の女性はとても感じの良い、かわいらしい女性で、そのことを話しました。

「以前、こちらのお店でジャムを買って帰りましてね、母がとても気に入ったんですよ。今回パリに来ることになって、お土産物のリクエストの第一候補がここのこのジャムだったんです。」
「えぇ!そうだったんですか!わざわざありがとうございます。」

東京にもお店はあるそうですが、日本人の好みはイチゴなどのベリー系やフルーツ系の、粒が残ったものだそうで、こういったクリーミー系のものはあまり人気がないそう。

「私の母は、どちらかというとこういうクリーミー系の物の方が好みで、ベリー系よりも、例えばピーナッツバターとかヌテラとかの方が好きなんですよ。」と言うと、「パリの店も、クリーミー系のものが人気ですよ。お母さん、味覚が西洋人ね!」と笑っていました。


「今度は是非、お母さんと一緒に来てくださいね。全て味見できるし、お母さんにも味見して欲しいわ!」と言って、ジャムをプレゼント用にラッピングしてくださいました。


あとは洋服を見に行ったり、スーパーに行ったり。



夜は友達とナイトクラブに行ったり、食事に行ったりしました。



Hedwig and the Angry Inch Trailer

そのときに、ヘドウィグ&アングリーインチの話になって、「この話、途中から悲しくて泣いちゃうのよ!」と言うと、「わかるわかる!!!」と言ってくれて盛り上がりました。

「ちなみにねぇ、私。ヘドウィグの髪型がかわいくて、映画見たあとに同じようにしたのよ!」

と言うと、「やるなぁ〜!」と言って笑っていました。





パリの最後の夜。

20時丁度にエッフェル塔のイルミネーションがキラキラ輝いてて。

エッフェル塔から少し歩いたところで夕飯をとり、他愛もない話をして、地下鉄でラデュレのエクレアを一緒に食べました。


箱を渡したときの友達の顔。

「うわぁ!ラデュレ!!!」

満面の笑みでした。




「元気でね。」
「また、逢おうね。」
「うん、また逢える。」






私にとって、ラデュレのエクレアのチョコレートクリームの味とタプナードは、パリの楽しかった日々と友達との想い出の味になりました。



















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by lunemusique | 2016-12-14 22:50 | 永久版おんな二人の珍道中〜10年後〜

旅のこぼれ話⑮

フランクフルトからパリまでは電車。

パリ東駅に到着したときに驚いたのは、ドイツでも見かけた散弾銃のような銃を持った警察官がたくさんうろついていること。
確かに、何度もテロの標的になっているし、危険なところというのは分かっていたけれど、これほどまでとは思っていませんでした。

ホテルは北駅と東駅のちょうど中心のところ。

ホテルに到着したときに、パリで逢う約束をしていた友達からメールが入っていることに気がつきました。

「確か、今日到着だよね?これは家の電話番号だから、到着したら連絡してね。」


さて。電話をかけなくてはいけない。

自分の携帯から電話をしてみたものの、通話音がピーピー言うだけだったので、ホテルの人に聞いてみました。

「あのう、この番号に電話をかけたいのですが、部屋の電話を使ってもいいですか?」
「えーっと、この国番号は33だから、フランスだね。その33を取って、00を付けて電話すると繋がるよ。」
「ありがとうございます。で、電話代はどうやってお支払いすれば?」
「ネットの電話だから、無料だよ。心配しなくて大丈夫だよ!」

そう言われ、部屋から電話をかけてみました。

「・・・もしもし?」
「・・・・・」
「もしもし、○○さん?」
「そうだよ。」
「うわぁ〜!○○さん!私だよ!!!今、ちょうどパリのホテルに到着したところだよ!」
「おおお!!!来たか!!!!!ようこそフランスへ!!」

その、○○さんはベルリンで逢った友達の友達で、写真家としても活動されている方。
私の趣味の一つが、写真を撮ることもあって、たまにカメラのこととかを聞いていたり、好きな写真家の話をしたりの仲でした。

○○さんは、落ち着いた感じの人で、「ああ、こういう人がアーティストっていうんだろうなぁ。」というような人でした。


ベルリンで逢った友達も、○○さんも、今夜時間があると言うので、3人で飲みに行く約束をしました。

「そうだな、じゃあホテルに18時に迎えに行くからね。バーまで一緒に行こう。」

と、○○さんはホテルに迎えに来てくれることになりました。


○○さんは、パリ市内が一望できるステキなバーに連れて行ってくれました。
そこで、「キューブリックの2001年宇宙の旅の映画見た?」と尋ねてみると、「見たよ。」と言うので、「ここの建物がそんな感じがして、ワクワクする!」と伝えると、ニコニコしていました。

友達は遅れて来ると言うので、二人でパリ市内を眺めておしゃべりをしました。「フランス語って、音がステキよね。」とか、「覚えるには難しいわ。」とか、「フランス語で怒られても、怒られた感じが全然しない。」とか。


友達がやって来たので、飲み会開始。

しかしまぁ、こんなオシャレでステキなバーは来たことがなかったので緊張しました。

そこのバーで、タプナードという食べ物を食べました。オリーブの実を細かく刻んで(?)アンチョビやオイルなんかで味付けしたもの。それをパンに塗って食べるんだけど、それがとても美味しくて、「美味しい!美味しい!!」と連呼しました。

友達は用事があると言うので、2時間くらいでお開き。○○さんと私は夕飯を食べに行くことにしました。

「なにか食べたいものはある?」
「そうだなぁ・・・」
「牡蠣はどう?」
「牡蠣?うわぁ!!!食べたい!!!!!」

そこで凄く賑わったレストランで生牡蠣やらを食べることに。注文はよく分からないので、お任せしました。

すると、驚くほど大きなお皿に、たくさんの生牡蠣やエビ、よく分からない貝が乗ったものが出て来たので、奇声をあげていました。

「ひゃあああああああああ!!!!すごい!!!!!!!!!!!!うわぁああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

白ワインを飲みながら、貝をほじって食べました。

飲むペースが早い私は、○○さんが頼んだフルボトルと小さいボトルのワインのほとんどを飲んでしまったと思います。

「楽しいねぇ〜!ほーーーーーんとっ、今夜は最高!!!!!」

○○さん、酔っ払いの私のどうでもいい話でも、ニコニコして聞いてくれました。


楽しい食事を終え、タクシーで私のホテルの近くのバーへ行って、でビールを一本飲んで、ホテル前でお別れ。



「今日は本当に楽しかった!ありがとうね。」




そう言って、別れました。





部屋へ向かう階段から転げ落ちそうになったけれど、ちゃんと部屋に戻ってベッドの上でちゃんと寝ることができました。








翌日、○○さんからメール。



Tapenade



と、一言だけ書いたものが来ていました。






多分、酔っぱらっているときに、うまく発音ができないことを言い続けていたのだと思われます。












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by lunemusique | 2016-12-13 13:15 | 永久版おんな二人の珍道中〜10年後〜

旅のこぼれ話⑭

フランクフルトに到着して、"ホテルの鍵が上手く開けられない"という問題にぶち当り、出掛けるのが億劫でしたが、日数は決まっているので観光には出掛けなくちゃと出掛け、レーマー広場(市庁舎広場)はたくさんの人で賑わっていました。

近くのカフェでケーキを食べることに。

「このお店でおすすめのケーキはどれですか?」
「そうねぇ、このケーキかな。」

そう言われて教えてもらったケーキは、チョコのケーキ。コーヒーと注文し、ケーキタイム。

甘さは控えめだし、美味しい。見た目もお皿もかわいい!

ケーキを存分に楽しんだあと、シュトーレンが売り出されていたのでシュトーレンを買うことにしました。

「シュトーレン、種類はあるんですか?」
「ええ、ありますよ。ポピーシードのシュトーレンと、アーモンドプードルのシュトーレン、それと普通のシュトーレンと。」
「へぇ〜。3種類かぁ。」
「どれも美味しいよ。」
「本場、ドイツのシュトーレンが食べたくてね。うーん、では普通のやつを。」

そう言って普通のシュトーレンを買いました。おばさんはお店の案内を紙袋に入れて、「また来るときがあったらよろしくね!」と言っていました。



一軒のお土産物屋さんに入ったとき、壷のようなものがたくさん売られていたので、何に使う壷なのかを店主のおじさんに尋ねてみました。

「この壷って、何に使うんですか?」
「ああ、これはね。アップルワインを入れるんだよ。」
「ああ、フランクフルトの名産ですよね?」
「そうそう。」
「ワインをそのまま入れるんですか?」
「そうだよ。水と割ってもいいし、甘いのが好きならソーダと割っても美味しいよ。」
「へぇ〜!そうなんだ。」
「仕事が20時で終わるから、そのあと僕の家に飲みにくる?(笑)」
「ウヘへ。」

おじさんはとてもおもしろい人でした。

「ところで、キミはどこから来たの?」
「日本だよ。」
「ええ!日本かぁ〜!僕は昔、大阪に2年半住んでいたんだ〜!」
「ええ!?大阪?」
「うん。仕事でね。」

おじさんは、西区に住んでいたそうです。
そこから話が弾んで、おじさんとおしゃべりをしていました。おじさん、話に夢中になって、お客さんそっちのけ。

「おじさん、お客さんだよ!」

と言って、やっと面倒くさそうに相手していました。

おじさんが、「せっかくフランクフルトに来てくれたから」と言って、記念コインに私の名前を印字したものをプレゼントしてくれました。




今、おじさんと私はメル友です。





Ja!!!!!! Bitte!!!!!!!!!!!!!









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by lunemusique | 2016-12-13 12:19 | 永久版おんな二人の珍道中〜10年後〜

旅のこぼれ話⑬

ノッティンガムは、友達のホームグラウンド。

イギリスだなと思うような、レンガ造りの家が立ち並ぶ街で、小さいながらも住みやすそうな街だなと思いました。

私は市内中心部に宿を取っており、2泊することにしていました。

友達とノッティンガム宮殿に行ったり、1000年近くあると言うパブに行ったり、レースセンターに行ったりと街を案内してくれて、もちろん、パブは何軒も行ったし、フィッシュ&チップスもアフターヌーンティも楽しみました。駅前のクリスマスマーケットも行ったし、1ポンドショップにも!



明日の早朝、フランクフルトに戻ると言う日の夜。


「寂しいわ〜。もう帰っちゃうんだね・・・」と何度も言ってくる二人。
「また逢えるよ。私も、またイギリスに来るよ。日本にもおいで。」と言う私。


あまり、「寂しい」とは自分から言わないようにはしていたけれど、宿に送ってくれたときにはハグをして、お別れを言いました。



「ああ、もう一回!」

と言って走って戻ってくる二人。


何度もハグをして、別れました。




翌日のバスは7時15分。宿からは迷わないようにと前日連れて行ってくれていたので迷わずだったけれど、バスは30分遅れ。

朝が早かったこともあり、4時間ほどのバス内ではずっと寝ていました。

バスは途中何カ所かのバス停と、空港の中央ターミナルと、私の乗る飛行機のターミナル5、その他どこか経由するみたいでした。




空港に着き、少しお土産物を買って飛行機に乗り、フランクフルトへ到着しました。











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by lunemusique | 2016-12-12 12:05 | 永久版おんな二人の珍道中〜10年後〜

旅のこぼれ話⑫

ロンドンからノッティンガムへは、ノッティンガムまで友達の両親が荷物を車で乗っけてくれることになって、私たち三人は電車でノッティンガムへ戻ることになっていました。

電車はセントパンクラス駅から出発。セントパンクラス駅は、国内の路線はもちろん、ユーロスターでパリへ向かうこともできる大きな駅です。

私がこの旅を計画し、ロンドンに行くことを伝えたときに、「やりたいこと・見たいところ・行きたいところ」の一つに、「ハリーポッターの9と3/4番線に行きたい」と言っていて、その希望を叶えてくれました。ハリーポッターの駅はキングスクロス駅と言って、セントパンクラス駅の横にあります。

たくさんの観光客が並んでいたので、カートを持って記念撮影とはできませんでしたが、実際に行ってみてどんなところなのかを見ることができて本当に良かったです。


ノッティンガムまでは2時間ほど。

電車に揺られている間に、友達が週刊誌のクロスワードパズルをやっていました。賞金1000ポンド!賞金500ポンド!!と書かれたいくつものクロスワードパズルをやっていて、「勝ったら日本行くわ!」と息巻いて、いくつもやっていました。

その中で見つけた一つの記事に、「サンタクロースがあなたにお手紙を送ります」というのがあって、私は名前と住所、年齢、性別、友達の名前を記入し、友達に見せました。

「ねぇ、これで私にもサンタクロースから手紙が来るかな?」
「ちょっ!!!」


名前:○○ Windsor
性別:女
年齢:17歳
住所:Buckingham Palace, London
友達の名前:△△と□□

※Windsorは王朝名





きっと、クリスマスにはサンタクロースから手紙が来ます。















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by lunemusique | 2016-12-12 11:47 | 永久版おんな二人の珍道中〜10年後〜

旅のこぼれ話⑪

私は常日ごろから、巫山戯たことばかりを言っています。


今回もバッキンガム宮殿では、

「ようこそ、我が宮殿へ。ごめんなさいね、今日は鍵を忘れたから、中にはご招待できませんけど・・・」

と言うと、二人は大笑いしていました。

「ええええ!!ここ、家なの?」
「ええ、そうよ。中に入るまで鍵が9つ必要なの。持って来るのを忘れちゃったわ。今度ご招待するときは、必ず招待状をお送りするわ。郵送じゃなくて、私のスズメちゃんがお手紙をあなたの家まで招待状をお届けするから。ハリーポッターのようにね。」
「えええええええ!!!スゴイ!!!!!!」
「あそこの守衛、見えるかしら?彼はトムって言うの。良い人なのよ。」
「トムぅ〜〜!!!!こんにちは〜〜〜!!!!!!!」
「もちろん、手ぶらで来て頂いて結構よ。ティアラもドレスも、アクセサリーも靴も、下着までもご用意してお待ちしているわ。」
「下着まで!?」
「たぶんドレスは1000着ほどあるから好きなのを選んで頂戴ね。」
「私、女王陛下の王冠被りたいな〜!」
「もちろんですわ。おばあさまに聞いておくから。」
「お部屋はどこなの?」
「この、奥のところなの。だからここからは見えないわ。」
「私たちの部屋もあるの?」
「もちろんよ。」
「パブは?」
「宮殿の地下にあるわよ。ただね、ビールはパイントで10杯までね。酔っぱらい過ぎるとおばあさまに怒られちゃうから!」
「それってタダで?」
「もちろんよ。だってご招待だもの。あ、良ければパーティーにも来る?仮面舞踏会よ。」
「行きたい!!!」


そんな会話をし続けると、彼女たちは私に、「Yes, Your Majesty(はい、陛下)」と言ってお辞儀をしていました。
そして、至るところで「これ、おばあちゃんでしょ?」「そうそう!」という会話が繰り広げられました。







冗談というのは、時には難しいけれど、通じるとおもしろいです。













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by lunemusique | 2016-12-12 11:19 | 永久版おんな二人の珍道中〜10年後〜