どこまで信じるか?

今日は千秋・最後の自由行動。
8時に目覚ましで目覚め、朝食をパパパッと取って、9時にWat Arunへ。Tuk-Tukを捕まえ、排気ガス充満・渋滞の街をスルリと抜け、ブィ~~~~ンっとチャオプラヤー川を越えて約30分で到着。
ここでも愛想の悪いお姉ちゃんに20B払って拝観。

とにかく建物に驚いた。
見上げると、装飾(細かく陶器が貼り付けられていて)、「うわ~~~!!!!」としか言葉が出なかった。迫力がある。
元々16mだった仏塔を、ラマ3世が79mに拡張(?)したらしく、形は線対称。急な階段には野良猫が「フギャーーー!!!!」と駆け上る姿が見えた。
昔のタイの王様の権力は絶大的だ!等間隔に、神様の乗り物と言われているエラワン象やインドらの神などの石像がはめ込まれてる。
タイ=仏陀のイメージが強いけど、ここはちょっとインド的な匂いがした。

30~40分見て回ってから、タクシーでWat Phoへ。昨日の感じからすると、Tuk-Tuk移動するよりタクシーの方が安い。しかも、クーラー効いてるし排気ガスも気にならない。と言うことでタクシー。

ここは有名な金ぴかの46m仏陀が横たわっている。仏像マニアである我々の、今日最大のお楽しみでもあった。
タクシーを降り、降ろされた場所がWat Phoの裏門的な場所だったので、地図を見て確認していると、何か(はっきり見なかったので覚えてないけど、多分ジャスミン(花)の仏陀お供えを売ってたと思う)を売る、30代くらいのタイ人男に声をかけられた。

「どこに行くの?Wat Pho?」と、そのまんまの質問。当り前だろ!と思いながら「そうだよ」と答えると、持っている地図を取り上げられ、あたかも親切げに「ここがWat Phoだよ!」と地図に印を入れてきた。そして、「今日は13時まで式典があって、一般観光客は入館出来ない」と言われた。
私たちは何の疑いも無く「え?マジで???」と答えた。
道なりに並んで停められている観光バスは、13時まで待っているバスだと言われた。時計の針は10時過ぎを差していて、13時までは3時間ある。

「どうしようか?式典なら仕方ないよねぇ・・・」と2人で話していると、親切ぶって「それまでの時間、時間つぶしに“黒い仏陀”を見に行かない?ここから近くにあるんだ。」と言ってきた。

雲行きが怪しいことをやっと察知した私は、「Where do you come from?」を、そのまんま答えた。
「Danmarkだよ」と言うと、「イヤ違う、国だよ!国!!!どこか知りたいんだよぉ~!!」と聞いてきても、「私たちはDanmarkから来たんだよ!」と強い口調で言い続けた。男は引き下がらない。
「絶対日本人だろ?日本人に決まってる!」と、男の友人らしきタイ人を呼んで、2人の男に囲まれた。
2人は「オマエ、日本人だろ?」としつこく言い、私はその言葉を無視して「Danmarkから来たんだよ!」と引き下がらなかった。

そして、どんな質問に対しても「No!」(日本人と言われても、中国人と言われても、韓国人と言われても全部No!と連呼)と言い続け、「もういいわ、ありがとう!」と言葉を投げ捨て、男に取り上げられていた地図を取り返し、後ろを向かずに必死でその場を走ろうとした。男は腕を掴んで「オマエ、日本人だろ?」と再び聞いてきたが、私は振りほどいて無視した。
すると、後ろから「ウソツキ野郎!!!!!」と大きな声で叫ばれた。

少しはなれたところで地図を見て、これからどうしようか考えていると、Tuk-Tukの運転手がその光景を見てやって来た。
「どうしたの?地図見せて?ここはWat Phoだよ!」と、さっきの一件で息が上がってたもので運転手が物凄く鬱陶しく感じた。
千秋は「もう、あっち行けって!」と日本語で威嚇するも、通じる訳が無い。「どこからきたの?日本?」と聞いてきて、千秋はブチ切れ。
「あっち行けって言ってるやろ?ほんま、オマエウザイ!ほっといて!」とかなりの剣幕で言ったので、向こうも少し察知したようでどこかに行った。

腹立たしくて、他のTuk-Tukを捕まえてホテルに帰ることにした。
すると、その運転手のオヤジも「どこから来たの~?」と聞いてきた。この質問をして、何があるのだい?
「どうしてその質問をするの?」と聞き返しても同じことを連呼するオヤジにウンザリした。
すると、「Wat Phoは開いてるのに、どうして見に行って来なかったの?」と聞かれた。「は??」となった。
「さっき、式典があって、13時まで入れないと聞いた」と言うと、そんな式典なんて無いし、毎日開いてるよと言われた。無性に怒りが込み上げてきた。

怒りのあまりにひたすらキレていると、オヤジも気を遣って「今からGrand Palaceに行くか?ショッピングに行くか?あ、ホテルの近くのWat Indrawiharnへ行くか?」と何度も聞いてくれたが、あの一件が無性にむかついてたので「もういいから、とにかくホテルに行って!」とホテルに急いだ。ウソツキ野郎はオマエだろ!F**K!!!

10時30分。ホテルに着き、とりあえず落ち着こうと、寝て忘れることにした。

13時に目覚め、ホテル近くの銀行で両替をし、涼子とオカンと、その他友人に出すはがきの切手を買いに、郵便局に行くことにした。
尋ねた銀行員の女性によると、20Bで5分くらいだと言われた。女性が親切に、郵便局とタイ語で書いてくれたので、それを持って連れて行ってもらった。30Bと言われたけど、まぁ、10Bなら良いかと行き、降りる際に持ってた2,3Bをあげると親指を立てて喜んでいた。

郵便局で切手を買い、送ってもらうようにして、タクシーでリベンジに向かった。今度こそは信じないぞ!!!
今回の運転手は、正門前で降ろしてくれたのですぐに判った。
拝観料20Bを払い、横たわる仏陀を見た。
      でかっ!
でかいしか言う言葉が見つからない。
半目の仏陀の顔を見ていると、うっとりとしてしまった。
頭の渦も、奈良の大仏さんより間近で見れるもんだからよりでかく感じた。
大きな足裏には螺鈿細工が施されていて、また感動!

横にお金を入れる壷がずらーっと並んであって、20B払って(お布施して)1つずつに入れていった。・・・が、私は残すところあと数壷の時点でお金がなくなってしまった。千秋は全てに入れることが出来たそう。あーあ。

見終わって、道を挟んだ屋台で遅い昼食。エビチリみたいなの、豚と煮卵の甘辛醤油煮、鶏のピリ辛炒め、ご飯。
うめぇ~~!!!うめぇ~~~~!!!!!やっぱ、こぎれいな店で食べるより、屋台の方が断然美味しい!

満腹になったところで、Pratunam Marketへタクシーで行ったが、酷い渋滞に巻き込まれて、1時間ほどかかった。運転手のオヤジはミラー越しに私たちの顔色を伺うようにチラチラ覗いてきた。

到着し、いろいろな店を見て回った。本当に服が大量に売られている。
どこからこんなに仕入れるの?って思うほど。そして、店では服に埋もれて寝てる人や、ご飯を食べる人、店を挟んで店員がおしゃべりしてたり、のんびりマイペース。ここも野良猫犬多し。
何となく、紺色のロングスカートを買った。450B。

タクシーでKhaosanまで戻ることにし、タクシーに乗ると、運転手の兄ちゃんはメーターを倒さず運転し始めた。
「ちょっと!メーターは?」と聞くと、「キミらが行きたいって言ってる場所は、ここから遠いから300Bだよ!」と言われた。
午前中の事件もあったので、「はぁ?ふざけんな!」と窓ガラスを叩いて降ろせと怒鳴った。

違うタクシーを拾うと、遠いので乗車拒否された。
仕方なくTuk-Tukを捕まえて、行くことにした。運転手に「ナニジン?」と聞かれ、「日本人で、(千秋は)医者なの」とウソをついてやった(笑)

Khaosanで成金的なワンピースを買った。成金柄はよく似合うと千秋に太鼓判を押された。
千秋は白いスカートを買った。
他に見るも欲しいものは無く、CDRも1枚100Bで、何だか買う気にならなかった。

フラフラ歩いて、千秋はマンゴーシェイクを、私はバナナシェイクを飲んで、ファミリーマートでプリッツを買い占めて、おばちゃんの駄菓子屋さんに行ったら、今日はテップリしたメガネのスイカ頭みたいなお兄ちゃん(多分息子かな?)が店番だった。無表情で、今日はプリッツが売ってなかったので、バヤリースとチョコとゼリーを買ったら、おばちゃんと同じく奥から冷えたバヤリースを出してきてくれたので、「コップクンカー」と連呼してると、笑顔になって「コップクンクラッブ(男性版・ありがとう)」と何度も言ってくれて、手を振って別れた。千秋は最後におばちゃんに会えずで残念そうだった。

ホテル近くのセブンイレブンの前の屋台まで歩き、千秋との最後の晩餐を取ることにした。
屋台は家族経営っぽくて、母親が調理、父親がウエイター、テップリした私たちと同世代っぽい娘がウエイトレスをしてた。メニューは5種類ほどだけど、全部タイ語で読めなかった。
家族は英語がチンプンカンプンで、家族は道行く少し判る男の子を捕まえて通訳してもらった。
千秋は肉のピリ辛炒めとご飯、私はトムヤンクンを頼んだ。

やっぱり屋台の方が数倍美味い!!前回トムヤンクン食べたとき、エビは3匹だったけど、ここは5,6匹入ってて、味もすっぱ辛いのが丁度良くて、エビの旨味があって本当に美味しかった。

帰りにセブンイレブンに寄って、豆乳と練乳とココナッツミルクを混ぜたような味のプリンみたいな上にカットされたマンゴーとパパイヤが乗ったものを買った。
毎日行くもので、顔を覚えられたようだ。
「コップクンカー」と言うと、店員の男の子が日本語で「ありがとう」とニヤっと照れ笑いしながら言って来た。みんな笑顔になった。

明日、千秋が帰る。
宿に戻り、寝る前に今回の旅の総復習をし、思い出しては笑い回った。・・・と気付くと涼子のはがきを出し忘れていた。
千秋は明後日、涼子に会うので持って帰って手渡ししてもらうことになった。
本当にいろいろなことがあったね。
でも、本当に楽しかった。
楽しいしか言葉が見つからないけどさ。
と、お互い言い合いながらニヤニヤして、今日買った服を着てみてまたニヤニヤして、2時就寝。

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by lunemusique | 2006-07-28 10:00 | おんな二人の珍道中<完全永久版>