T2 Trainspotting

20年という月日は、意外に簡単に過ぎ去ってしまうことをリアルに見せつけられた。


Iggy Pop/Lust For Life (The Prodigy Remix)

久しぶりに「この映画を絶対に観たい!」と思って、観に行く日と上映時間をチェックするなんて本当に本当に久しぶりすぎてワクワクしちゃっていました。

今日は時刻ピッタリにタイムカードを打刻して、雨の中小走りで駅に向かい、電車に乗って映画館へ。


トレインスポッティングを観たとき。私は10代で、映画が上映された後にビデオをレンタルで借りて観たのがつい最近のことのように思うけれど、確かに20年という月日は確実に経っていて、随分会ってなかった友達にでも逢うような気持ちでした。


自分の中の「あのころ」というものが、キラキラした輝かしいものだったような気持ちだったし、「今だって十分よ、ダイジョウブ!」みたいな変な自信というか、自負というか、そういう感じがしていたわけで。


・・・観に行く前は。






この映画に出てくる4人の人生は、あれから輝かしいものだったのか。



レントンはいつも一枚上手。友人を裏切ったり、いいとこを独り占めして恨まれても、最終的にはその恨まれてる人たちに救われる。多分、どこかで彼は知ってるんだろうね、「自分は大丈夫だ」って。

シックボーイはそんな一枚上手のレントンのやり方を知っていて、恨んではいたけれど、結局切るに切れない。そんなヤツだって分かっていても、どんなところにも息がピッタリ重なる、阿吽の呼吸の仲なので許してしまうのかな。

スパットはとても素直な人だけれど、素直さだけでは生きていけないことを学習できない。「さぁ、頑張ろう!」と意気込んだって、失敗してしまう。その素直さを利用されても、それがどこでどうなったかが分からない。

ベグビーは自分本位だけれど、自分の今までの境遇は親から子へと受け継がれて行くようなものだってずっと思いながら生き続けてきた。他人も自分と同じだと思い込んでいたし、そういうものなんだと思っていたけれど、それは違うんだってことを思い知らされてしまった。





「人生を選べ」



20年前、その言葉は本当に本当にかっこいい言葉だった。


20年経った今、私にはその言葉が本当に本当にかっこいい言葉だと思えなくなってしまったことに気がついたし、20年の間でいくらとなくあっただろう人生のチャンスをモノにすることが出来たのかな?


他人の幸運を指を咥えて傍観していただけだったような気もするし、ちょっとだけ他人よりも面白おかしな人生を歩くことが出来たような気もする。


映画の途中で、レントンが熱弁する言葉が一切胸にも響かなかったし、なんなら「ふーん、あ、そう。」って半分以上聞き流してしまったし。




「過去に囚われて生きているようだ」



その通り。


10代のころと、30代の今とは全然違う。昔はその場限り、その場しのぎで良かった。ただ、今はもう違う。

それがいつからそうなってしまったかは全然思い出せないけれど、いつの間にか「あのときああだった」とか、「このときこうだった」って過去の楽しかった思い出に囚われながら過ごしていることは分かってる。




ただね、そんな思い出を思い出しながら生きて行くのも、それは悪いことじゃないかな〜と思えるんだよね。



気心知れた人とウダウダ話して盛り上がのって、悪いもんじゃない。




はず。




と。





世知辛いことが多いんだからさ、そう思っていてもいいよね。






私にとって、かなり重くのしかかることがあった映画だったけれど、観て本当に良かった映画でした。














これから私、どうなるのかな。





えい!どうにかなるさ!!!
































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by lunemusique | 2017-04-12 01:00