旅のこぼれ話⑯

パリにいる間は、昼間は観光に行ったり、ショッピングを楽しんだりし、夜は友達と出掛けていました。

母に頼まれているジャムを買いに、マレ地区へ。店を見つけ中に入ると、アジア系の女性が応対してくれました。

「あのう、マンゴーの味で、マンゴーだけじゃなくて、他にもなにか味の混ざった、クリーミー系のジャムありますか?」
「ええ、こちらだと思いますよ。」

そう言って、商品を手渡してくれました。

「味見できるので、一度召し上がってみてください。」
「多分これだと思う!はい、一応ね。」

味見をすると、お!やっぱこれだ!!!と嬉しくなりました。

以前パリに行ったとき、母にお願いされて買って帰ったこの店のジャム。味は任せると言っていたので、私の好みで買って帰り、母が大層気に入り、最後はビンにへばりついているものをヘラで丁寧にすくって食べきったほど好きなものでした。

お店の女性はとても感じの良い、かわいらしい女性で、そのことを話しました。

「以前、こちらのお店でジャムを買って帰りましてね、母がとても気に入ったんですよ。今回パリに来ることになって、お土産物のリクエストの第一候補がここのこのジャムだったんです。」
「えぇ!そうだったんですか!わざわざありがとうございます。」

東京にもお店はあるそうですが、日本人の好みはイチゴなどのベリー系やフルーツ系の、粒が残ったものだそうで、こういったクリーミー系のものはあまり人気がないそう。

「私の母は、どちらかというとこういうクリーミー系の物の方が好みで、ベリー系よりも、例えばピーナッツバターとかヌテラとかの方が好きなんですよ。」と言うと、「パリの店も、クリーミー系のものが人気ですよ。お母さん、味覚が西洋人ね!」と笑っていました。


「今度は是非、お母さんと一緒に来てくださいね。全て味見できるし、お母さんにも味見して欲しいわ!」と言って、ジャムをプレゼント用にラッピングしてくださいました。


あとは洋服を見に行ったり、スーパーに行ったり。



夜は友達とナイトクラブに行ったり、食事に行ったりしました。



Hedwig and the Angry Inch Trailer

そのときに、ヘドウィグ&アングリーインチの話になって、「この話、途中から悲しくて泣いちゃうのよ!」と言うと、「わかるわかる!!!」と言ってくれて盛り上がりました。

「ちなみにねぇ、私。ヘドウィグの髪型がかわいくて、映画見たあとに同じようにしたのよ!」

と言うと、「やるなぁ〜!」と言って笑っていました。





パリの最後の夜。

20時丁度にエッフェル塔のイルミネーションがキラキラ輝いてて。

エッフェル塔から少し歩いたところで夕飯をとり、他愛もない話をして、地下鉄でラデュレのエクレアを一緒に食べました。


箱を渡したときの友達の顔。

「うわぁ!ラデュレ!!!」

満面の笑みでした。




「元気でね。」
「また、逢おうね。」
「うん、また逢える。」






私にとって、ラデュレのエクレアのチョコレートクリームの味とタプナードは、パリの楽しかった日々と友達との想い出の味になりました。



















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by lunemusique | 2016-12-14 22:50 | 永久版おんな二人の珍道中〜10年後〜